【西山貴浩】競艇界のエンターテイナー！年収・師匠などに迫ります

競艇界イチのユーモア溢れる選手として名を馳せる「西山貴浩」選手の人気は高いです。

持ち前のトーク力を武器にYoutubeなどで活躍している他、SG進出の経験が何度もあり、ボートレーサーとしての腕前も見せます。

そんな西山貴浩選手の成績・年収・師匠など、徹底的に調査してきました！

愛する嫁や愛車、ポンコツ会などについても掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

西山貴浩選手ってどんな選手？

西山貴浩選手は、福岡県福岡支部所属のA1級ボートレーサー。

同期には、SG常連の実力者である池永太選手・山口達也選手・土屋智則選手がいます。

強者たちが顔を並べる中、西山貴浩選手の通算優勝回数や通算勝率は同期の中でも1番です。

西山貴浩選手の面白さも人気の1つで、勝利者インタビューやトークショーなどで笑いを巻き起こすエンターテイナーな一面もあります。

ボートレーサーとしての実力と笑わせる力は、ギャップを感じますね。

そんな西山貴浩選手が、どうしてボートレーサーになろうと思ったのか見ていきましょう。

高校に進学せずボートレーサーを目指す

西山貴浩選手は、小さい頃の趣味がポケバイで、親戚のお兄さんによくパーツなど組んでもらっていたそうです。

また、父親が競艇好きだったことで、物心ついた頃からモータースポーツに触れていました。

そんな父や親戚の影響で、モーターに強い興味を抱くようになった西山貴浩選手は、小学生の時にボートレース下関で開催されたペアボート試乗会に参加します。

実際のボートに初めて乗ったとき、モーターの振動や水上を走る爽快感に感激し、翌日からずっとボートに乗りたくてしかたがなかったそうです。

その日を境に、西山貴浩選手は「父親が競艇で負けた分をボートレーサーになって取り返してやる」という意気込みのもと、高校には進学せずにボートレーサーを目指しました。

養成所試験を受験するも、倍率は40倍と言われている世界なので、簡単には合格できません。

西山貴浩選手は、不合格続きに頭を抱えてしまいます。

それを見かねた父親が、受験合格に向けて座学や実技面のサポートをしてくれました。

4回目の受験にして合格し、養成所に入所を決めます。

納富英昭教官に感謝の養成所時代

4回目の試験で合格して入所する西山貴浩選手ですが、入所初期の基礎課程に苦戦します。

基礎課程は、基本的に知識を入れる座学や整備訓練です。

本人曰く「ほぼクビレベル」で成績が悪かったらしく、その時の教官の納富英昭さんに助けられたそうです。

納富英昭さんは、1993年頃のデカペラ全盛期で大活躍して2002年に引退後、教官になった選手。

納富英昭さんには本当に感謝しているとのことで、生まれてこれたのも「父親が納富英昭さんの2連単舟券を当ててお産費用に回せたから」と語っています。

そんなこんなで実技レースの訓練になってからは、ポケバイで培った操縦技術を活かし、成績を上げていきました。

養成所時代の成績は、リーグ戦勝率は7.09・優出5回・優勝1回と好成績で卒業します。

幼馴染の岡村慶太選手

同じ福岡支部のボートレーサーの岡村慶太選手は、幼稚園の頃からの幼馴染。

中学では同じ野球部に所属しており、西山貴浩選手がチームのキャプテンを務めていました。

卒業間近で2人は将来について話す機会があり、西山貴浩選手は岡村慶太選手をボートレースに以下のように誘います。

「一緒にボートレーサーにならないか。ボートの学校を一緒に受けようや」

岡村慶太選手は進学を考えていたため「先に（ボートレーサーに）なってて」と、その時点では誘いを保留にしたそうです。

数年後、西山貴浩選手が本当にボートレーサーとなったことを知り、デビュー戦を観戦しに行きます。

西山貴浩選手が実際に走っているレースを見た時に「凄いな！かっこいいな！」と心動かされ、ボートレーサーになることを決意したそうです。

そしてすぐ受験をし、当時19歳の岡村慶太選手は見事一発合格。

中学の時の約束を果たしました。

西山貴浩選手の師匠は川上剛選手

競艇では、経験豊富な選手が新人選手の面倒を見る師弟関係を組まれることがあります。

川上剛選手は、91期生で西山貴浩選手の6期先輩。

2002年11月にデビューし、約3年後の2005年10月に初優勝を飾りました。

西山貴浩選手がデビューを果たした後に師匠となったのは、同じ支部でA1級ボートレーサーの川上剛選手です。

西山貴浩選手とは兄弟弟子という関係にもなるので、全員が同じレースで優勝争いをしているのも見れるかもしれませんね！

そんな川上剛選手は、とてもお世話上手なことでも有名で、西山貴浩選手の他に仲谷颯仁選手のことも弟子として受け入れています。

西山貴浩選手とは兄弟弟子という関係にもなるので、全員が同じレースで優勝争いをしているのも見れるかもしれませんね！

西山貴浩選手の成績について

好成績で養成所を卒業した西山貴浩選手のデビューから現在までの成績は、以下のとおりです。

引用：艇国DB

SGと一般戦での勝率は7.00。

特にSGでは実力者揃いの中でも、上位に食い込む力を見せています。

現在SGでの優勝はまだしていないので、SG初優勝への期待大。

成績を見ると順風満帆そうですが、山あり谷ありでこの成績になっています。

どのようにして、A1級の中でも上位の選手になっていったのか、その選手人生を見ていきましょう。

事故率オーバーで戦意喪失

デビュー節では毎レース舟券に絡む走りを見せて奮闘をしますが、最後のレースでエンスト失格となってしまいました。

観客席からは励ましや労いの声が飛び交い、西山貴浩選手にとって良い思い出となったそうです。

そんな西山貴浩選手は、デビューから約3ヶ月の21走目で初勝利を挙げます。

ボートレーサーとして順調な滑り出しと思われましたが、西山貴浩選手は「スタート」を苦手としていました。

コンマ0〜コンマ50以上という間で相当不安定なスタートを切るレースが続き、デビューから5節目のボートレース下関で初フライングをしてしまいます。

また、1回では収まらず、同じ期のボートレース若松で2回目のフライングをしてしまいました。

その結果、F2がつき事故率オーバー。

階級昇格がなくなり、ペナルティで60日間のフライング休みとなってしまいます。

競艇選手は休んでいる期間は収入がゼロとなるので、西山貴浩選手は生活に苦しみ心ここに在らずの状態。

苦しい状況を救ったのが、師匠の川上剛選手でした。

西山貴浩選手の食生活が困らないように10万円を渡し、生活の援助をしたそうです。

また、川上剛選手の師匠にあたる原田富士男選手に「ボートレースはスタートじゃない。道中の走りを磨け」とターン技術を教え込まれます。

こうして、西山貴浩選手はスタートの苦手意識を払拭して復活する事ができました。

レース中に起こったボラ事件

西山貴浩選手と言ったら「ボラ事件」が有名。

これは一体何なのかと言うと、2020年5月ボートレース福岡にて時速80kmでレースを走行中、ボラが飛び跳ねて真っ向から頭部に直撃したというものです。

レース自体は完走しますが、時速80kmで物体が頭部を直撃しているため、レース後に脳震盪を起こしてしまいました。

その結果、脳震盪を起こしたダメージから復活できずに途中帰郷となります。

復活してすぐのインタビューでは、お手製のボラを頭につけて心配を笑いに変えました。

西山貴浩選手らしいユーモアを披露したことで、ボラと言ったら西山貴浩選手という印象がついたのです。

地元若松で初優勝

西山貴浩選手は、2008年9月に地元若松で行われたレースで初優勝を飾ります。

優勝戦でのスタートはコンマ09とトップスタートを切りますが、うまく1位で抜け出すことができず3艇の接戦。

第2マークに差し掛かったところで、内側のレーサーを抑え込むようにツケマイを見せます。

原田冨士男選手に教え込まれたターン技術を見事に披露し、1位で抜け出して優勝を決めました。

チャレンジカップでSG初優出

初優勝を決めた後も成績を伸ばし続け、2011年のチャレンジカップでは3日目の3Rで初勝利。

念願の水神祭を挙げました。

その後も、舟券絡みを量産し、同レースでSG初優出。

ここからA1級をキープし続け、今ではSG常連の選手となっています。

次はSG初優勝を期待していきましょう！

西山貴浩選手の年収について

様々な面々で活躍を見せる西山貴浩選手は、どのくらい稼いでいるのでしょうか。

過去5年間の年収を、以下の表にまとめました。

このデータから平均年収を算出すると、約6,547万円。

A1級ボートレーサーの平均年収は約4,000万円と言われているので、平均以上に稼いでいることが分かります。

1億円を超えそうな年も見られるので、今後SG優勝を飾った際には自己最高年収となる可能性も大いにありえるでしょう！

西山貴浩選手のおもしろインタビュー

冒頭でも触れたように、西山貴浩選手はとてもユーモア溢れる選手です。

勝利者インタビューや重賞出場での選手紹介で見せた印象的なシーンについて触れていきましょう。

G1初出場での選手紹介でコスプレを披露

西山貴浩選手が有名なのは、重賞開催前の選手紹介です。

初めてのG1出場ながら、大トリを任せられました。

その時に登場してきた姿がコチラです。

一人だけ幼稚園児のコスプレをして登場し、場内を笑いに変えました。

続けて以下のように発言します。

原田冨士男幼稚園から来ました。担任の先生は川上剛先生です。幼稚園生ですけど、中学生の先輩達に負けないようにがんばりますんで、、、

「幼稚園児だってやる時はやるんだ！打倒イケメン！よろしくお願いします！」

と、さらに笑いを巻き起こしました。

大抵の選手は、一言伝えて脇に掃けるのですが、西山貴浩選手だけ一芸やるという一種のイベントとなっています。

Youtubeにて選手紹介総集編など、ファンによって作られているものがあるので気になる方はチェックしてみてください。

勝利者インタビュー「西山劇場」

選手紹介で西山貴浩ワールドを見せていましたが、勝利者インタビューもお手の物です。

勝利者インタビューは、選手に試合展開を振り返る時間となりますが、西山貴浩選手の場合は他の選手とは異なり「西山劇場」と言われています。

毎回注目されている勝利者インタビューになりますが、2023年6月に行われた公開勝利者インタビューを抜粋しましたのでご覧ください。

マイクを持った西山貴浩選手は無敵ですね（笑）

トーク力もそうですが、声や豊かな表情もお客さんを虜にしている一つの要因だと思われます。

西山貴浩選手のインタビュー集や選手紹介シーンは、Youtubeでたくさん投稿されているので、気になる方はぜひ見てみてください。

西山貴浩選手のプライベートについて

競艇界を様々な角度から賑わせている西山貴浩選手なので、プライベートも注目の的です。

中でも、以下のトピックは競艇ファンの中でも話題となっています。

• ポンコツ会
• 最愛の嫁「千春さん」
• 西山貴浩選手の愛車
• 自宅での過ごし方

それぞれご紹介していくので、ご覧ください。

ポンコツ会はひょうきんな人たちの集まり

元々ポンコツ会というのは、大庭元明選手・林恵祐選手・西山貴浩選手が同じ宿舎で同室になった際に、3人で飲み会をしたのが事の発端でした。

宿舎のノンアルコールビールを買い占め、部屋で盛り上がりますが、他の選手からは苦情の嵐。

その一件を経て「俺等ポンコツだ！」となって以降、この集まりを「ポンコツ会」と呼ぶようになったそうです。

そんなポンコツ会は、どんどん大きくなっていき、以下のメンバーで開催しています。

初期メンバーから比較するとかなり人員が増え、豪華な顔ぶれです。

このように拡大を続けるポンコツ会は、メディアに取り上げられるほどの人気を見せています。

キャラの濃いメンバーが揃っており、オフの姿が見れるのでファンにとってはとても嬉しいですね！

他にもいろんなボートレースのチャンネルに出没しているので、ぜひ「ポンコツ会」で検索してみてください。

最愛の嫁「千春さん」を鬼嫁と慕う

西山貴浩選手の嫁さんは、一般人女性の「千春」さん。

インタビューでは、鬼嫁としてネタにしており、以下のように迷言を残しました。

・グランプリ出場で強くなったメンタルでも、やっぱり怖いのは嫁

・150mで子どもの顔、100mで家のローン、50mで嫁の怒った顔が浮かぶ

・うちの結婚生活は1年毎の更新制なので、優勝しないと更新してもらえないから今年は良かったです

・フライング休み中は嫁から逃げ回る予定です

自由奔放な西山貴浩選手は、家では尻に敷かれている様子がうかがえますね。

これだけ旦那にいじられている嫁の画像を、皆さんは見たいという気持ちでいっぱいだと思います。

ただ、千春さんは一般女性なので、顔写真の公開はしていませんでした。

ところが、西山貴浩選手のリモートトークの際に、度々声が入っている映像を見つけたのでご覧ください！

ほんの一瞬ではありますが、なかなか尖った口ぶりでしたね（笑）

千春さんは厳しい一面もありますが、西山貴浩選手のこういった下品なネタにも反応してくれるので、夫婦円満なのがうかがえます。

2人には、男の子と女の子2人の子どもがおり、家族のために日々レースやトークショーを頑張っているとのことでした。

愛車はフェラーリ・ポルシェ・ベンツと噂される

西山貴浩選手の愛車について、ファンの間では様々な噂がされます。

ファンによるリーク情報では、愛車は黒色のベンツだそうです。

平均年収約6,547万円稼いでいるので、高級車に乗っているとのこと。

他にもフェラーリやポルシェをカスタムして乗っているという噂もされていますが、はたしてどれが本当なのでしょうか。

2022年に投稿されたインスタでは、背景に白い車が写っています。

これが同席している安部慎一選手の愛車かどうかは定かではないですが、もし西山貴浩選手の愛車だとすると、黒色のベンツではなくなりますね。

新しい情報が入り次第更新していきますので、お楽しみにお待ち下さい。

自宅は飲み会ができるほどの豪邸である可能性が高い

年収1億円に迫るほどの賞金を稼いでいる西山貴浩選手なので、自宅は豪邸との噂があります。

そこで、西山貴浩選手の自宅について調査した所、インスタで以下のような投稿をしていました。

どうやら、沖島広和選手と山口達也選手を自宅に呼んで飲み会を開いたようです。

キッチンではカニの帽子を被る沖島広和選手が確認でき、盛り上がっている様子。

また、山口達也選手の近くには、IHクッキングヒーターが確認できます。

この他、調査する中で、ローンで家を購入したとの噂も確認できたので、オール電化の一軒家に住んでいる可能性は高いでしょう。

あくまで推測にはなりますので、明確な情報が分かり次第更新します。

また、家族とパワースポットに行ったりアウトドアをしたりとアクティブな生活を送っているそうです。

そんな楽しそうな様子は、西山貴浩選手のインスタでも見ることができるので、気になる方はフォローしてみてください！

西山貴浩選手が出演するYoutube「ニシヤマの部屋」

「ニシヤマの部屋」はボートレース福岡の公式Youtubeの生配信「ペラ坊・ペラ美のボートHOUSE」という番組内で放送されています。

この番組は、福岡支部の選手とお酒を交わしながら1対1でトークを繰り広げる番組です。

映えある一本目は、川上剛師匠との対談になります。

プレゼントを渡してトークに入るような流れで、選手たちが様々なエピソードを赤裸々に話してくれているので、酒のつまみとして持ってこいです。

西山貴浩選手の面白さと、福岡支部の選手の普段見れない姿が凝縮されているので、ぜひチャンネル登録してみてください！

また、他のボートレース場の公式Youtubeチャンネルにも出演したり、特集が組まれたりしているので、そちらも要チェックです。

まとめ

今回は、西山貴浩選手についてご紹介してきました。

改めて内容をまとめると以下の通りです。

• ペアボート試乗会がきっかけでボートレーサーを目指す
• 好成績で養成所を卒業
• 岡村慶太選手と幼稚園からの幼馴染
• 養成所での教官・納富英昭さんに感謝
• デビュー後フライングで戦意喪失
• 師匠は川上剛選手
• 大師匠の原田冨士男選手にターン技術を学ぶ
• 2008年9月地元若松で初優勝
• 2020年5月のレース中にボラが頭部に直撃して脳震盪
• 年収は約6,547万円
• 初出場のG1選手紹介で幼稚園児のコスプレを披露
• 勝利者インタビューは「西山劇場」と呼ばれる
• メディアにも取り上げられるポンコツ会の発足人
• 自身の冠番組「ニシヤマの部屋」を持つ

西山貴浩選手は、競艇界イチの面白さを持ち、実力もA1級。

今後の選手としての活躍もそうですが、トークショーや番組での活躍も応援していきましょう。