【ボートレース】賞典除外の意味・読み方・一覧を徹底解説！

どうも。ムサシです。

皆さんは競艇の賞典除外をご存知でしょうか？

長らくボートレースで勝負している方なら出走表に「賞典除外」という言葉が書かれているのを目にしたことがあるのではないでしょうか？

競艇には様々な専門用語がありますが、この賞典除外はレースや予想に深く関係する要素です。

知らずに勝負をすると損をする可能性があるので、ボートレースで勝負するなら理解するのは必須。

ということで、今回は競艇の「賞典除外」についてご紹介します。

賞典除外とはどういう意味・読み方で、原因や賞金はどうなるのかを詳しくご紹介するので、ぜひ最後までお付き合いください。

競艇の賞典除外とは？読み方・意味について

まずは、競艇の賞典除外の読み方や意味について確認しましょう。

賞典除外は、競艇における罰則の一種。

読み方は「しょうてんじょがい」です。

賞典除外の賞典とは、予選以外のレースのことを指します。

つまり、この賞典除外とはこの賞典レース（予選以外のレース）に出られなくなるという意味です。

競艇では、予選で得点率が高い選手が準優勝戦に出場することが可能。

しかし、賞典除外になった選手はいくら得点率が高くても準優勝戦に出場することができなくなってしまいます。

競艇の賞典除外になった場合のデメリット

競艇の賞典除外は賞典レースに出場できなくなる罰則です。

では、その賞典除外になった選手はどのようなデメリットがあるのでしょうか？詳しくご紹介します。

賞金を獲得できない

やはり賞典除外の一番のデメリットは賞金を獲得できないことにあるでしょう。

予選以外の賞典レースは賞金額が高く設定されています。

その賞典レースに出場できなないとなれば、選手の収入は大きく減ってしまうでしょう。

特に、優勝戦は他のレースとは賞金額が雲泥の差です。

賞金王決定戦の優勝戦ともなれば6着でも賞金額は1000万円を超えます。

このチャンスを見逃してしまうので、選手にとってはかなり重たいペナルティと言えるでしょう。

出場レースが限られる

重賞レースの中には、獲得賞金額を出場条件に設けている場合があります。

よって、賞典除外が多く獲得賞金が少ない選手はそのチャンスも逃すことになるでしょう。

先程紹介した賞金王決定戦の出場条件は「1月1日から競艇チャレンジカップの最終日までの獲得賞金ランキング上位18名」。

1600名以上の選手がいる中で上位18位にランクインするのは困難です。

1つのレースで賞典除外されるだけでもランク外となる可能性は大いにあるでしょう。

階級が降格となる可能性がある

競艇選手にはB2〜A1までの4つの階級（ランク）があります。

出走表にも記載されているので、競艇で勝負している方ならご存知なのではないでしょうか。

それぞれの階級には最低出走回数というものが設けられて、この最低出走回数を下回ってしまうと成績に関係なく降格してしまいます。

つまり、賞典除外になり出場レースが減ってしまうとこの最低出走回数を下回り階級が降格となる可能性もあるでしょう。

階級がひとつ変わるだけでも平均年収は大きく変わります。

出場レースも限られるため、選手にとってはかなりの痛手となるでしょう。

競艇の賞典除外となる原因

では競艇の賞典除外となる原因は何でしょうか。

大きく分けて5つの原因が考えられます。

• フライング・出遅れ
• 妨害行為
• 待機行動中の違反行為
• 不良航法

ひとつひとつ詳しく確認しましょう。

フライング・出遅れ

賞典除外となる原因の1つ目は、フライングや出遅れなどのスタート事故です。

競艇はフライングスタートというスタート方法を採用していて、大時計の0〜1秒の間に選手はスタートラインを通過する必要があります。

定められた時間より早くスタートラインを通過した場合は「フライング」。

遅くスタートラインを通過した場合は「出遅れ」となり事故点が加算。

更に、賞典除外の対象となり賞典レースに出場することができなくなってしまいます。

妨害失格

賞典除外となる原因の2つ目は、妨害失格です。

妨害失格とは、その艇が原因で他艇が落水・転覆させた場合に課せられる罰則を指します。

ターン部分は、選手同士の距離が近く他艇にぶつかることも珍しくないので、この妨害失格が起きやすいです。

この、妨害失格を1回でも犯してしまうと、その時点で賞典除外の対象となります。

妨害失格は、選手が怪我する可能性がある上に舟券の返還となる場合もあるので、かなり悪質の違反行為と言えるでしょう。

待機行動中の違反行為

賞典除外となる原因の3つ目は、待機行動中の違反行為です。

待機行動中の違反行為とは、ピット離れからスタートまでの待機行動中にルール違反をすることです。

この待機行動中の違反行為を、その節で2回犯した選手はその時点で賞典除外となります。

スタート事故や妨害失格に比べると基準は緩いですが、待機行動中の違反行為を1回犯した選手は心理的な影響もかなり大きいでしょう。

無理な前付けをしにくくなるので、特にアウト屋などに与える影響は大きいです。

不良航法

賞典除外となる原因の4つ目は、不良航法です。

不良航法とは、その艇が原因で他艇の航走に著しく支障が生じた際に課せられる罰則。

この不良航法をその節で2回犯してしまった場合は、その時点で賞典除外となります。

妨害失格ほど選手やレースに及ぼす影響は少ないです。

そのため、賞典除外となる基準も緩めとなっています。

競艇の賞典除外希望とは？

ここまで紹介した原因以外にも、選手自身が希望することで賞典除外となるケースがあります。

競艇には出走調整という制度があり、選手が「明日は1レースのみ出走」などレース数を細かく調整することが可能です。

ただ、出走調整を選手側で自由に調整できるため、得点率を平等に算出することができません。

そのため、出走調整を希望した選手は賞典除外の対象となります。

この出走調整は、成績が級別降格・降格ラインギリギリで、無駄に出場して勝率を下げたいというときに希望されることが多いです。

トップレーサーが出走調整をすることは滅多にありませんが、A2以下のレーサーが賞典除外になった場合はこのようなケースも多いので覚えておきましょう。

競艇の賞典除外一覧はどこで確認できる？

競艇の賞典除外選手は競艇の公式HPで確認することが可能です。

トップページのレース情報から「本日のレース」にアクセス。

開催レースが一覧で表示されるので、対象レースのレース別情報に「得点率一覧」をクリック。

すると得点率がで表示され、賞典除外選手には賞典除外と表示されます。

一覧で表示されるので、ひと目で賞典除外選手を確認することが可能です。

紙媒体の競艇新聞の場合、出走表の欄外に賞典除外選手が掲載されていることが多いです。

ただ、デザインが競艇場毎に違うので注意してください。

競艇の賞典除外になった有名選手

ここからは実際に賞典除外になった有名選手をご紹介します。

紹介する有名選手は以下の2名。

• 松井繁
• 高田ひかる

どのようなことが原因で賞典除外になったのかを詳しくご紹介します。

優先艇保護違反で賞典除外「松井繁」選手

競艇界の絶対王者として知られる松井繁選手ですが、2021年7月23日に開催された【SG】オーシャンカップで賞典除外となっています。

SGということもあり出場選手はA1級の実力者ばかりです。

そんな中、松井繁選手は2号艇での出走となりました。

前日のレースで勝利していたということもあり、松井繁選手は多くのファンから注目を集めます。

レースがスタートすると、3号艇平高奈菜選手に塞がれる形で6号艇毒島誠選手が転覆。

他3艇が抜ける展開になり、最終的には4号艇中島孝平選手と2号艇松井繁選手の一騎打ちとなります。

ただ、2周マーク付近に事故艇が止まっていたため、4号艇中島孝平選手は減速。

しかし、2号艇松井繁選手は速度を落とさず4号艇中島孝平選手の前に出たため、優先艇保護違反で賞典除外となりました。

不良航走で賞典除外「高田ひかる」選手

捲り姫の相性で知られる高田ひかる選手は、2022年6月29日に開催された【G2】モーターボート大賞で賞典除外となっています。

初日に1勝を挙げ、快調な様子で迎えた2日目。

高田ひかる選手は、5号艇での出走となりました。

6号艇が前付けをして、高田ひかる選手は6コースからのスタートとなってしまいます。

第1マークで外側から大きく捲りに出た高田ひかる選手は4号艇の丸岡正典選手と接触。

そして、4号艇の丸岡正典選手は落水し、高田ひかる選手が不良航走とみなされ賞典除外となりました。

競艇の賞典除外まとめ

今回は競艇における賞典除外についてご紹介しました。

紹介した賞典除外に関するポイントをまとめておきます。

• 賞典除外は予選以外のレースに出場できなくなること
• 賞典除外になった選手は賞金を獲得できない
• 賞典除外になると出場レースが限られる
• 賞典除外で階級が降格する可能性がある
• 賞典除外の原因は大きく分けて4点
• 選手の希望により賞典除外になる
• 賞典除外は競艇の公式HPで閲覧可能

賞典除外は選手にとって、大きなデメリットを及ぼす罰則です。

しかし、賞典除外になるのはそれなりの理由があります。

特に不良航走や妨害行為は選手生命にも関わる行為。

安全にレースを行うためにも賞典除外は重要な罰則となっています。

競艇の賞典除外を予想に活かすには？

賞典除外が起きることは正直予想することはできません。

ただ、もう一度違反したら賞典除外となる選手や出走回数が少ない選手はいつも以上に慎重になるのは言わずもがな。

しかし、その思惑を深く知るには、一般に公開されている情報に加えて、対象選手と親密な関係にある関係者からの情報も必要となるでしょう。

もちろん、我々一般人が関係者から情報を手に入れることは不可能です。

なので、競艇予想サイトを利用しましょう！

競艇予想サイトは、業界にあらゆるコネクションを持っています。

そのため、一般には出回らない裏情報を入手することが可能です。

中でも競艇の王道は、業界関係者からの情報を用いて精度抜群の予想を公開しています。

直近の成績は以下の通り。

的中率・回収率ともに高水準です。

ここまでレベルが高い予想を提供できるのは、やはり関係者情報を駆使しているからでしょう。

ちなみに、これらの結果を残した予想は無料で閲覧可能です。

メールアドレスがあればすぐに登録できるので、この機会にぜひチェックしてみてください！