競艇のダンプとは?反則ギリギリの高度なテクニックについてご紹介!
どうも、ムサシです。
今回は「競艇のダンプ」についてご紹介します。
競艇は、水上の格闘技と言われるほど激しい競り合いが魅力的な競技です。
競り合いの際に、ダンプ(DUMP)と呼ばれる競艇界では有名な用語があります。
これは、成功すれば他のボートを押しのけれる技ですが、一歩間違えれば反則を取られる難しい技です。
今回はそんなダンプについてムサシがご紹介!
ぜひ、最後までご覧ください。

早稲田大学を卒業後、新卒で某有名新聞社に入社。競艇を扱う部署に配属していました。その後、某有名競艇予想屋にスカウトされ、プロ競艇予想屋として活動。この時に競艇予想サイトの存在を知り「ボートレース・競艇予想ムサシ屋」として検証を始めることに。現在競艇歴30年を迎え、競艇に使った金額は3,000万円を超えました。皆様に安心して競艇を楽しんで頂けるよう日々尽力しています!
競艇のダンプとは
競艇のダンプとは、艇を相手にぶつけてスピードを奪うテクニックの1つです。
自身の艇と相手のボートとの間が、3・4艇身程空いているにも関わらず突っ込み、相手の艇にぶつける危険な技でもあります。
このダンプは「切り返し」と呼ばれる技と一緒に用いられ、ターンマークを先に回る際に使用。
ターンの距離を最短にすることが出来ますが、相手の引き波に飲み込まれやすいので難しいテクニックの1つとして知られています。
競艇でダンプを行う理由
レースの際にダンプを行うには理由があります。
競艇は、コースを3周し着順を競う競技です。
そのため、1周目のターンマークでほぼ順位が決まると言われています。
特に、1周目の第1ターンマークと第2ターンマークでは激しい競り合いになりやすいです。
先行している艇がターンを行うために横に向いているところに、後方の艇がわざと接触し押しのける技がダンプ。
後方の艇はダンプをすることにより、スピードに乗った状態で前方へと押し出されるので、一気に逆転することが可能となっているのです。
競艇のダンプが不良航走となるケース
競艇のダンプは、不良航走として取り扱われるケースがあります。
競艇では、ターン時に先行艇を追い抜くには基本外側から追い抜かなればいけません。
しかし、他の艇が妨害であったり前方の艇と距離がなかった場合には、内側から追い抜いても構わないというルールがあります。
ほとんどのレースでは、内側から追い抜いているので非常に判断が難しいです。
ダンプが不良航走として扱われる場合は、ターンマーク前で先行艇に接触した場合に見受けられます。
十分な距離がない状況で突っ込むことで、不良航走と扱われるようです。
競艇のダンプが妨害失格となるケース
競艇のダンプは、不良航走以外にも妨害失格となるケースがあります。
ダンプで妨害失格となるのは、他の艇を落水・転覆させた場合です。
また、自身が転覆し他の艇を巻き込んでしまった場合も同様となります。
ダンプを仕掛けた自身のみが落水・転覆の場合は、選手責任の失格という扱いです。
ダンプは常に危険と隣り合わせの高度な技。
そのため、少しでも艇の操作を誤って失敗すると、不良航走や妨害失格となってしまうので注意が必要です。
競艇のダンプの罰則
競艇のダンプは、不良航走や妨害失格となった際に罰則が設けられています。
罰則の1つ目は、事故点の加算です。
不良航走の場合は2点、妨害失格の場合は15点の事故点が加算されます。
加算された事故点を出走回数で割って事故率が0.70を超えてしまうと次節はB2級に。
また、1節の間に不良航走や妨害失格を3回行うと、即日帰郷となっています。
即日帰郷を言い渡されると、その節のレースには出走できなくなるので注意が必要です。
競艇のダンプで話題となった選手
ダンプは、危険と隣合わせの技でありながらも、一気に逆転できる効果的な技でもあります。
ここぞ!という場面で選手がダンプを用いてくることもしばしば。
観客としては、白熱した競り合いが見れるので見ていてワクワクするでしょう。
しかし、ダンプを行ったこと・やられたことで感情を抑えきれなかった選手も存在します。
ここでは、ダンプで話題となった選手をご紹介していきましょう。
原田幸哉選手
競艇のダンプといえば、原田幸哉選手は欠かせません。
「原田ンプ」とファンからは呼ばれるほど、原田選手のダンプは強烈。
本人は狙っているのかは不明ですが、結果的にこのような言葉がついているのはそういうことでしょう・・・笑
原田選手にこのような呼び名がついた発端が、2007年の住之江競艇で行われた第34回笹川賞競走です。
1周の第1ターンマークを抜けて、先頭争いをしていた瓜生正義選手と松井繁選手。
1周第2ターンマークに差し掛かった時に、3番手につけていた原田選手が松井繁選手にダンプ。
結果的に瓜生選手が1着、原田選手が2着、松井選手は5着という結果になりました。
このことがなければ松井選手が1着であっただろう場面だったので、原田選手=ダンプという概念が定着したレースと言えるでしょう。
原田選手の絶妙とも言えるダンプにより、このレースでは不良航走は取られませんでした。
笠原亮選手
続いては、笠原亮選手がブチギレたと言われるレースをご紹介します。
笠原選手は、1999年に浜名湖競艇でデビューした現役のA1級ボートレーサー。
そんな笠原選手がブチギレたレースが、宮島競艇11レースでの出来事です。
スタートは枠なり進入、レースは順調に進むかと思われましたが・・・。
2周第2ターンマークで、4着につけていた2号艇の大澤大夢選手が3着の3号艇笠原亮選手にダンプ。
その後お返しにと、3周第1ターンマークでは笠原選手が大澤選手に強烈なダンプを行いました。
二人はレース後に会話をしたかは定かではありませんが、笠原選手がレース中にチラチラ大澤選手を見ていたので、かなり怒っていたのではないでしょうか。
競艇のダンプまとめ
今回は「競艇のダンプ」についてご紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
水上の格闘技と言われる競艇。
昔は、ルールも定かではなく非常に危険だったと言えるでしょう。
しかし現在では、ルールも改定されダンプは少なくフェアプレイが増えています。
安全なターンをする選手が増えたことで見応えがなくなったと語るファンもいますが、事故が起きてからでは遅いです。
楽しくレースを観戦して舟券が買えるようなレースにより一層なってくれることを祈っています。
この記事も読まれています
公式LINEにて"いま最も稼げる予想"を無料配信中!!

IDで検索する方は「@489swpee」です。
※先頭のアットマークを忘れないでください